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BLACK WOLF
第2章 甘い誘拐

いろいろ考えようにもこの1週間の疲れが出てしまったのか…、睡魔が襲ってきた。
お通夜や告別式にといろいろ忙しかったし、考えなきゃいけないことも多かったし、大学はまだ暫く休めそうだし、このまま少し眠ろう。
片付けとか荷ほどきは後でいい。
学生のために作られたワンルームのこの部屋、片付けるものなんてそんなにないし。
カーテンから少しだけ太陽光が射し込んでてそれが逆に暖かくて気持ちいい。
意識を手放しかけたその時だ。
ピンポーン…。
部屋のチャイムが鳴った。
「……?」
誰?
いつもなら居留守を決め込むところだけど…
長く部屋を空けてたから、もしかしたら大家さんや管理人さんかも知れない。
帰省してる間に何かあったのかも知れない。
「…はぁ、もう」
微睡み最中に覚醒させられるのって何でこんなに気だるいのだろう。
溜め息を付きながら玄関へと向かった。
「はい、どちらさ━━━━━━」
ガチャッとドアを開けた瞬間に私の目に飛び込んできたのは
「こんにちわ」
「━━━━━っ!」
狼のような冷たい目。
悲鳴が出そうになった。
お通夜や告別式にといろいろ忙しかったし、考えなきゃいけないことも多かったし、大学はまだ暫く休めそうだし、このまま少し眠ろう。
片付けとか荷ほどきは後でいい。
学生のために作られたワンルームのこの部屋、片付けるものなんてそんなにないし。
カーテンから少しだけ太陽光が射し込んでてそれが逆に暖かくて気持ちいい。
意識を手放しかけたその時だ。
ピンポーン…。
部屋のチャイムが鳴った。
「……?」
誰?
いつもなら居留守を決め込むところだけど…
長く部屋を空けてたから、もしかしたら大家さんや管理人さんかも知れない。
帰省してる間に何かあったのかも知れない。
「…はぁ、もう」
微睡み最中に覚醒させられるのって何でこんなに気だるいのだろう。
溜め息を付きながら玄関へと向かった。
「はい、どちらさ━━━━━━」
ガチャッとドアを開けた瞬間に私の目に飛び込んできたのは
「こんにちわ」
「━━━━━っ!」
狼のような冷たい目。
悲鳴が出そうになった。

