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BLACK WOLF
第9章 罪と罰
「もう…ハルちゃんってば…っ」

「酔った勢いで抱けるかよ」





…え?

ハルちゃんの目は、いつもの優しい目じゃない。

冗談を言ってる目でもない。

射殺すような真剣な男の眼差しだ。






ドクンッ





「ん………っ」

追い詰められて、手や服が水道からの水飛沫で濡れて

それでもハルちゃんの唇も手も私を逃がしてはくれない。

服の下から手を挿入されて、そのまま…。

すると、何かに気づいたようにハルちゃんの手の動きが止まった。


「舞、お前…下着は…?」

「だって…」

ここに来てから1週間、ハルちゃんの部屋に女物の下着なんてあるわけないし、だからと言って買いに行くことも出来ないし、仕方なく何も着けられないでいたのだ。

「気づかなくてごめん。今度一緒に買いに行くか?」

「別に…そんな…あぁっ!」


私に質問しながらも手は再度、私のイイ所を探り当てるように胸を愛撫していて

思わず声が漏れてしまった。



…やだっ、変な声出ちゃった。

ハルちゃんに聞かれるのって何だか恥ずかしい…。



顔を真っ赤に俯いていると



「今の声は反則だろ…」

「ハルちゃ…んっ」

再びハルちゃんの唇で言葉を遮られて、ハルちゃんの指がさっきよりも激しく、不規則に動き出した。

体がビクビクと痙攣する。

幼馴染みにこんなところを見られてると思うだけで、恥ずかしさで頭が沸騰しそうだった。


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