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BLACK WOLF
第10章 深く、奥まで…
ハルちゃんのあの腕の中が心地よすぎて、まさかこんな事になるなんて予想も出来ずに甘えた。
ハルちゃんの気持ちにも応えられず、結果ハルちゃんに迷惑をかけてしまって…
ごめんなさいの一言じゃ済まされない。
「そんなにあの幼馴染みが…っ」
「え…?」
「…わかった。本当にお前はどうなってもいいんだな?」
首を絞められ、脳に酸素が行かなくなってしまいクラクラする頭で黒埼さんの台詞を聞いていた。
今は呼吸を整えるので必死だ。
「俺が出す条件に応えられれば幼馴染みには何もしない」
「ほ、本当?」
「あぁ。約束は守る」
黒埼さんの事だ。
とんでもない条件を出してくるに違いない。
それでも、ハルちゃんを守るためならどんな条件でも飲むつもりだった。
私に出来る事はそれだけだ。
せめて、ハルちゃんの身の安全だけは…と。
すると、黒埼さんは今着ている黒のスーツの内ポケットからペットボトルのようなものを取り出した。
「な、何それ…?」
蓋を開けるとペットボトルを少し傾けて…
中から出てきたのは水分じゃなくて、何かトロッとした粘膜のような透明な物体。
それが私の膝を伝い、下腹部を伝い、露になったソコにまで…
「ひゃ、冷た…っ」
ひんやりとした感覚が全身に伝わる。
ドロドロしてて気持ち悪い。
「ただのローションだ。体に害はない」