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BLACK WOLF
第10章 深く、奥まで…
ローションって、何でそんなもの持ち歩いてんのよ…?

「な、何…」

「お前がイクのを我慢出来たら幼馴染みは許してやる」







な…

何よ、その条件…っ!







嫌な記憶が頭をよぎった。

ここに来てすぐに、電動歯ブラシを使って情けない声を上げて絶頂を迎えてしまったことを…。

悲鳴にも似た声で必死に許しを乞い、泣き叫びながら感じた自分を。

「い、嫌…そんなっ」

「だったら幼馴染みには消えてもらおうか?」

ハルちゃんを消す?

この人ならやりかねない。

証拠を残さず人間1人消すことぐらい容易にやって退けるかも知れない。

でも…っ。



「交渉は成立と思っていいんだなっ!?」

「なっ━━━━━━あぁっ!」

ヌルヌルになった私のソコにあてがわれた小刻みに震える何か。

私の返事を聞かずに、この人は…っ。

「あっ、あぁんっ!」

「お前の弱点ぐらい知ってる。電動歯ブラシよりローターの方がマシだろ?」

クリに当てられてるそれ、電動歯ブラシより刺激は幾分柔らかいが、それでも…。

「あぁっ、あ…っ」

電動歯ブラシより振動が細かい分、もどかしい快感が体を突き抜ける。

しかも、黒埼さんの手によってそろそろとクリを這われてるようで。

「あっ、ダメッ!う、動かさないでぇ…っ」

「ほら、ちゃんと堪えろよ?」


…大丈夫、これくらいなら大丈夫。

必死に昨日、一昨日の夕飯の献立を思い出した。

意識を別の事に集中させてれば大丈夫…。

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