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BLACK WOLF
第10章 深く、奥まで…
「ぅ、んっ…はぁ…っ」

体は正直にビクビクと反応を示しているが、ハルちゃんへの思いだけで必死に耐えてる。

歯を食い縛りながら、息を整えながら…。

「へぇ。なかなか…」

「や、約束、よ…っ。あっ…ハルちゃんには…何も…あっ!」

ダメ…。

気を緩めたらこの快感に引っ張られてしまう。




「は?こんなもんで我慢したなんて思ってんじゃね?片腹痛いわ」

「な…」



私の下半身から、あの振動が消えた。

それは、許してくれたわけじゃない。

許してくれるわけがない。



「や、やだ…。お願い…、もう許して…」



震える私の声を無視して黒埼さんは私の椅子の後ろに回り込んだ。

カツカツという靴音が不気味に響く。

私の後ろで何を仕出かすつもりなのか…。

そんな恐怖に耐えてると、私の縛られてる腕を━━━━


ツゥー…━━「ひゃあ…っ」


素肌を撫でられただけで、体が反応した。


「お前ってさ、肌白いよな?」

「え…?」

何をいきなり…。





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