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BLACK WOLF
第10章 深く、奥まで…



優しい…?

この人が…?

酒井さんはやっぱり嘘つきだ。



「イッ…ふぇっ、あっ、またイッちゃ…っ、あぁぁっ!!」



こんな人、優しくなんてない。

私の大切な幼馴染みを手にかけようとしてる。

笑いながら私の事を誰かに譲るとも言ってた。




「も、やめて…っ、んっ、あぁぁっ!本当にやめっ、やぁぁぁぁっ!!」






私の為に…?

私の為に、食事を用意したり、部屋を用意してくれたり…?

違う、酒井さんが騙されてるだけで、こんな人…優しくなんか…っ








「は…っ、だめっ、もうほ、本当にっ…ああああああっ!死ぬぅぅっ!いやあぁぁぁぁぁっ!!」

何度絶頂を迎えたかわからない。

恐らく体中の感覚はなくなってるだろうけど、下半身に伝わる刺激が強すぎて

まるでソコにだけ血液が集結してるように熱い。

足も、腕も、鬱血しっぱなしで痛いはずなのにそれすら感じなくなってる。

閉まりを無くした口許からはだらしない唾液まで滴り落ちてる。


「口では幼馴染みを庇ってても、体は正直だな」


やっと私のソコからマッサージ機が離れた。

けど、私の思考や理性はすでに限界だった。

息を整えながら体に残る余韻に体を震わせてる事しか出来ないでいる。














黒埼さんをこんなに怒らせてしまった。

でも、どうして…?

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