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BLACK WOLF
第12章 その鋭い牙で仕留める如く
ぼんやりしてた頭が一気に覚醒する。

この振動音には聞き覚えがあるから。




その音に嫌な予感がして、足元に顔を向けて見ると




いつか見たあの…、電マという機械。

それを持った黒埼さんがそこに立っているのだ。





「お前にはこっちの方がいいみたいだな」

「嫌っ!お願い…っ、やめて下さい!」





鎖をガチャガチャ鳴らしながらどうにか逃げられないかと体を動かすが頑丈な鉄の固まりは早々外れてはくれない。

「お願い…それだけは…っ」

出来ることと言えば言葉での抵抗だけだ。

「最初から素直に俺に付いてくればな」

「やだっ!やめてっ!」

激しい振動音を立てるその機械。

足を開かされたて剥き出しになってる突起物にそんなものを当てられたら…。

「お、おねが…っ」

「こんだけ潤ってんだからローションも何もいらねぇなっ!」







━━━━━━「嫌っ!い…ああぁぁぁぁぁぁっ!!」

一気にソコにあてがわれた瞬間、私の体は大きく跳ね上がった。

摩擦の熱さすら感じず滑らかに滑る私のソコにあてがわれた電マ。

脳を突き刺されたような快感に悲鳴が漏れる。

「あっ、あぁぁんっ!やめてぇぇぇぇっ!!あぁっ!」

体が跳ねて、その度に鎖と椅子がぶつかり合い、衝撃音も比例するように激しくなる。

体を捻ってその快感から逃れようにも拘束されてる私に逃げ場なんてない。

「あぁぁぁぁっ、いやぁぁぁぁっ!イク…イッ…」

逃げるように左右や上下に動く私の腰を追いかけるように黒埼さんの手は巧みに私を追いかけて来る。

それに、動けば動くほど逆にイイ所を刺激されてるみたいで…、もう。




こんな男の手で…

「イクッ…イクッ!やだ…イ、イキたくな…っ、いやあああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」

こんな血も通ってないような機械で…っ!










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