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BLACK WOLF
第12章 その鋭い牙で仕留める如く
「悪魔っ!悪魔ぁぁっ!」
全てを台無しにされた気分だ。
今すぐにでも殴りかかりたい気分なのに、どんなに暴れても頑丈な鉄で出来た鎖は外れるどころかビクともしない。
「悪魔…人でなし…っ、うぅっ」
裸にされて、こんな男に好き勝手にされてる姿、ハルちゃんにだけは見られたくなかったのに。
「そう泣くな。久しぶりに幼馴染みと会話でもしたらどうだ?」
カツカツと、靴を鳴らしながらハルちゃんに近づいていく。
さっきはショックの余りちゃんと見れなかったが、黒埼さんを視線で追いながらハルちゃんの方を見た。
両手を後ろ手に一纏めにされ、壁に付けられた手枷付きの鎖に拘束され膝をついた状態だった。
服はカッターシャツにズボン、仕事終わりのような服。
まるで、仕事帰りに誘拐されたような格好だ。
「ほら、何か言うことは?」
そう言いながら黒埼さんはハルちゃんの口を塞いでいたガムテープを強引にビリッとひっぺがした。
「━━━━━━っ!てめぇぇぇぇぇっ!ぶっ殺してやる!」
封印をとかれた口は黒埼さんへの憎しみの言葉を発した。
と、同時に黒埼さんに殴りかかる勢いで立ち上がろうとするが鎖に繋がれてるせいで手は出せないし黒埼さんのいる位置まで体が届かない。
ジャラッという音と共にその場に倒れ込むハルちゃん。
「おっと。随分乱暴な幼馴染みだなぁ」
黒埼さんはそんなハルちゃんを見下ろしながらクスクスと笑う。
ハルちゃんの目は黒埼さんを睨み付けているが、その目は狂気に満ちていた。
ハルちゃんが自由の身なら黒埼さんを殺してしまいそうなほど。
「てめぇ、よくも舞を…っ!」
「はは、俺を殺したいか?」
「ったりめぇだっ!この糞野郎っ!!」
全てを台無しにされた気分だ。
今すぐにでも殴りかかりたい気分なのに、どんなに暴れても頑丈な鉄で出来た鎖は外れるどころかビクともしない。
「悪魔…人でなし…っ、うぅっ」
裸にされて、こんな男に好き勝手にされてる姿、ハルちゃんにだけは見られたくなかったのに。
「そう泣くな。久しぶりに幼馴染みと会話でもしたらどうだ?」
カツカツと、靴を鳴らしながらハルちゃんに近づいていく。
さっきはショックの余りちゃんと見れなかったが、黒埼さんを視線で追いながらハルちゃんの方を見た。
両手を後ろ手に一纏めにされ、壁に付けられた手枷付きの鎖に拘束され膝をついた状態だった。
服はカッターシャツにズボン、仕事終わりのような服。
まるで、仕事帰りに誘拐されたような格好だ。
「ほら、何か言うことは?」
そう言いながら黒埼さんはハルちゃんの口を塞いでいたガムテープを強引にビリッとひっぺがした。
「━━━━━━っ!てめぇぇぇぇぇっ!ぶっ殺してやる!」
封印をとかれた口は黒埼さんへの憎しみの言葉を発した。
と、同時に黒埼さんに殴りかかる勢いで立ち上がろうとするが鎖に繋がれてるせいで手は出せないし黒埼さんのいる位置まで体が届かない。
ジャラッという音と共にその場に倒れ込むハルちゃん。
「おっと。随分乱暴な幼馴染みだなぁ」
黒埼さんはそんなハルちゃんを見下ろしながらクスクスと笑う。
ハルちゃんの目は黒埼さんを睨み付けているが、その目は狂気に満ちていた。
ハルちゃんが自由の身なら黒埼さんを殺してしまいそうなほど。
「てめぇ、よくも舞を…っ!」
「はは、俺を殺したいか?」
「ったりめぇだっ!この糞野郎っ!!」