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BLACK WOLF
第3章 狼の牙
「…ーっ」
うっすらと灯りが点る部屋。
浮かび上がる黒埼の頬は、赤いみみず腫のような引っ掻き傷が残ってた。
「やってくれんじゃん…」
ペロッと舌舐めずりをしたその姿は獲物をいたぶる狼そのものだ。
そもそも自由を奪われたこんな身で抵抗なんかして、首を絞められでもしたら終わりなのに
それでも、恐怖で体はずっと震えているがこんな男に好き勝手されるくらいなら殺された方が…、と本気で思った。
しかし、予想に反して顔を上げた黒埼は不気味にニヤリと笑ってた。
それが、更に恐怖を加速させて行く。
「もうちょっと、立場というものを弁えては如何かな?お嬢さん」
さっきまで強気に抵抗してたのに、今は全身ガタガタ震えてる。
恐い。
すると、自らのネクタイをスルッと外した黒埼はその真っ黒なネクタイを私の首に巻き付けて来た。
体が…一気に強張る。
「やっ、やめてぇぇぇぇっ!」
私に股がりじりじりとネクタイを絞めて行く。
恐怖でギュッと目を瞑ったが…。
「なぁんてね。せっかくの高い買い物を早々手放すと思う?」
ネクタイは私の素肌に食い込む一歩手前で止まっていた。
一歩手前で絞める力を緩めたのだ。
しかし、あまりの恐怖で体はまだガタガタと震えてるがクスクスと笑う黒埼は完全に私の反応を楽しんでるようだった。
ジ
うっすらと灯りが点る部屋。
浮かび上がる黒埼の頬は、赤いみみず腫のような引っ掻き傷が残ってた。
「やってくれんじゃん…」
ペロッと舌舐めずりをしたその姿は獲物をいたぶる狼そのものだ。
そもそも自由を奪われたこんな身で抵抗なんかして、首を絞められでもしたら終わりなのに
それでも、恐怖で体はずっと震えているがこんな男に好き勝手されるくらいなら殺された方が…、と本気で思った。
しかし、予想に反して顔を上げた黒埼は不気味にニヤリと笑ってた。
それが、更に恐怖を加速させて行く。
「もうちょっと、立場というものを弁えては如何かな?お嬢さん」
さっきまで強気に抵抗してたのに、今は全身ガタガタ震えてる。
恐い。
すると、自らのネクタイをスルッと外した黒埼はその真っ黒なネクタイを私の首に巻き付けて来た。
体が…一気に強張る。
「やっ、やめてぇぇぇぇっ!」
私に股がりじりじりとネクタイを絞めて行く。
恐怖でギュッと目を瞑ったが…。
「なぁんてね。せっかくの高い買い物を早々手放すと思う?」
ネクタイは私の素肌に食い込む一歩手前で止まっていた。
一歩手前で絞める力を緩めたのだ。
しかし、あまりの恐怖で体はまだガタガタと震えてるがクスクスと笑う黒埼は完全に私の反応を楽しんでるようだった。
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