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BLACK WOLF
第3章 狼の牙
「んっ、ん…」

小さな悲鳴と苦悶の表情を浮かべる私。

そんな私の反応が楽しくないのか、黒埼の動きが止まった。

「はぁ…。さすがに初めて相手にいきなり過ぎたか…」

「ひっ、」

私のソコからズルリと何かが抜けて行く感覚が伝わった。

当然だが、そんなところに何かが出入りする感覚等、味わった事のない私からすれば気持ち悪いことこの上ない。

それでも地獄のような時間が終わったのかとホッとした。


しかし、ホッとするのは早かった。

私の太股を掴み、グイッとソコを広げられてしまった。


「やっ、な、何を…っ」

「血が出てる。消毒」

「何を…。あっ、あぁぁっ!」


太股の内側に黒埼の前髪がサラリと掠める感覚が伝わった、と思った瞬間に今度は私のソコに感じたことのないものが伝わってきた。

生暖かくて、ヌルッと蠢くもの。

黒埼の舌がゆっくりと私のそこを這うように伝い降りていく。


「何、して…やっ、あぁっ」


さっきとは違う。

痛いとかそんなんじゃない。

そんな、悲鳴みたいな声じゃない。

自分でも戸惑ってる。

何なのこの感覚は…?


「あっ、あぁ…や、やめて…っ、もう、やめてぇ…」


嫌。

こんな声聞かれたくない。

こんな姿も見られたくない。

「お願いっ!や…やめてっ!あぁっ!!」

「こっちの方は敏感…」


まるで、辱しめ。

私を屈辱で追い詰めるのを楽しむかのように厭らしい音で私を攻め立てる。


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