この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
BLACK WOLF
第4章 その檻の中
「せっかくのところ悪いけど…」

「━━━きゃあっ!」

いつの間にかバスルームのドアを開けそこに持たれれかるようにこちらを眺める黒埼がいた。

突然のことに驚き悲鳴が漏れた。

と、同時に慌てて体を両手で隠した。

ムリヤリ奪われたとは言え、先程はまだ服を身に付けていた。

一糸纏わぬ裸を見られるのは耐え難い。

「シャワーを浴びろって言ったのはそっちでしょ?は、早く出て行って!」

黒埼に背を向けたままその場にうずくまった。

まさか、この人、お風呂場で…っ?

嫌な予感が頭を過ったが…。

「まずはお近づきになった印にプレゼント」

そう言って私の後ろから差し出されたそれは…


綺麗なボトルに入った…シャンプーだった。


「な…」

何これ…。

シャンプー、よね?

わからず黒埼の手からそれを受け取った。

こんな銘柄、見たことない。

黒いボトルで薔薇のイラストが書かれてて、表記や説明文も英語みたいだ。


真っ黒な薔薇が書かれたこのシャンプーの名前は

"Black Lose"

黒い薔薇。






「日本では売ってないイタリア産のシャンプーだ。せっかく黒髪のロングヘアーなんだから大事にしろ」

「…こんなもの…」

「使えよ。俺の言うこと聞くんだろ?」

そう言い残し風呂場から出て行ってしまった。


確かに私は今時珍しい黒髪のロングヘアーだが、これだって好きで伸ばしたんじゃない。

単に美容室に行くのが勿体無かっただけ。

…特段サラサラだったわけじゃないが、あんな奴に言われたくない。

風呂場で襲われなかっただけマシか。







/269ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ