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BLACK WOLF
第4章 その檻の中
「…それで?次は何をするの?」

体を奪われ、髪の香りから衣類まで好きなようにされて、この次は何を望む気なのだろう?

「何だ?風呂場で抱かれたかったのか?」

「な…っ」

そんなわけない。

こんな奴に何度も何度も…想像もしたくない。

「あんなこと…」

「の割には、途中からいい声で鳴いてたけど?」

「…………………っ」

聞きたくない、認めたくない!

思わず耳を塞いだ。

この男の口から出る言葉はどれもこれも私を不快な気分にさせるものばかりだ。

「冗談だよ。それじゃあ行きますか?」

「…行くって、どこへ……?」

「いつまでもこの部屋にいたくないだろ?」

私にとってこの部屋は…

奪われてしまった拷問部屋だ。

この部屋もあのベッドも、シーツももう見たくないものばかりだ。

私に残った道は、私が選ばなければ行けない道は、今手を差し出してるこの男の手を取る以外に残されてない。

「…………………っ!」












黒埼の手を取り、黒埼に連れられるまま部屋を出て廊下を歩きエレベーターに乗り

着いたの地下駐車場。

見たところ停まってるのは高級車ばかり。

余程いいホテルだったのだろう。

そのまま黒埼の車に乗せられて、ホテルを後にした。



地下から出て来たその場所は、都心のど真ん中の高級ショッピング街と名高い場所だった。

こんな場所、私には縁のない所だと思って近寄ったことすらなかったのに。

地下だったこともあって、こんなみすぼらしい姿を誰かにみられることもなかった。

そのまま車はショッピング街を抜け、見たこともない景色が窓を流れ、気づけば都心から大きく離れだした。







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