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BLACK WOLF
第5章 真っ白な壁

階段を降り、来たときに連れてこられたリビングへ向かった。

降りてこいって言われたってこんな広い屋敷のどこへ行けばいいかわからないし。

リビングへ向かうと…、黒埼がいた。

ソファに座り新聞を読みながら煙草をふかしている。

「あぁ。よく似合ってる、その服」

「………。」

クローゼットにあった服を適当に選んだだけ。

さっきとは違う、真っ黒なシルクのキャミソールワンピース。

「じゃあ、飯にするか」

「ご飯って…」

「お前が部屋に閉じ籠ってる間にハウスキーパーが来て作って行ったよ」

あ、さっき週3回ぐらいでハウスキーパーが来るって言ってたし。

けど、ハウスキーパーって掃除や洗濯ぐらいしかしてくれないと思ってたけどこんなことまでしてくれるんだ。

お金持ちのやりそうなことだ。


黒埼に案内されて連れてこられたのは…、大きなダイニングキッチン。

大きなテーブルの上には並べられた豪華な食事。

それも、ちゃんと2人分用意されてる。

「俺の向かいの席に座れ」

言われた通りの場所に席についたが、改めて目の前に並べられた料理を見てみると

見たこともない料理ばかり。

テレビでしか見たことないような光景。

白いテーブルクロスに綺麗なお皿に盛られたお肉や野菜料理。

ワイングラスにナイフやフォークに…。


こんな料理を作ってくれるハウスキーパーがいるなら、確かに私の料理なんて口に合わないだろう。


「さて、食前酒はワインでいいか?」

「…私、お酒は…」

「味覚はまだまだ子供だな」



どうしよう。

どれもこれも美味しそうだが、食欲が沸いてこない。





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