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BLACK WOLF
第5章 真っ白な壁
「黙って聞いてれば…、口を開けば出て来るのはあの幼馴染みの名前…」
じりじりと私に詰め寄る黒埼。
恐い。
この目は、ホテルで見たあの目だ。
「やだ…っ!退いてっ!」
抵抗しようにも腕を押さえ付けられて動けなくされている。
力じゃ敵わないことはもうわかってる。
「まだあの幼馴染みの坊やの事を考える余裕があるみてぇだな?」
「んぅっ…」
ホテルの時と同じ、視界を覆い隠すように黒埼の顔が近づいたかと思えばそのまま唇ごと絡め取られるみたいに、深く━━━━
体を引き離そうにも、全然動かない。
「ん、んっ」
息が、出来ない…、苦しい。
口の中を引っ掻き回すように黒埼の舌が好き放題に暴れてる。
口からはだらしなく垂れた唾液。
このままじゃ、また…っ!
「んっ、んぐっ!」
━━━━━ガリッ!
黒埼の体と唇と舌が私から放れていった。
私の口の中に広がる鉄の味。
好き放題に暴れる黒埼の舌に思い切り噛みついた。
口を押さえてるところを見るとかなり深く噛んでしまったみたいだ。
私の口の中にも血の味が残ってる。
こんなことをすればタダで済まないことはわかってるけど…。
「つー…人形のくせに飼い主に逆らうつもりか?」
じりじりと私に詰め寄る黒埼。
恐い。
この目は、ホテルで見たあの目だ。
「やだ…っ!退いてっ!」
抵抗しようにも腕を押さえ付けられて動けなくされている。
力じゃ敵わないことはもうわかってる。
「まだあの幼馴染みの坊やの事を考える余裕があるみてぇだな?」
「んぅっ…」
ホテルの時と同じ、視界を覆い隠すように黒埼の顔が近づいたかと思えばそのまま唇ごと絡め取られるみたいに、深く━━━━
体を引き離そうにも、全然動かない。
「ん、んっ」
息が、出来ない…、苦しい。
口の中を引っ掻き回すように黒埼の舌が好き放題に暴れてる。
口からはだらしなく垂れた唾液。
このままじゃ、また…っ!
「んっ、んぐっ!」
━━━━━ガリッ!
黒埼の体と唇と舌が私から放れていった。
私の口の中に広がる鉄の味。
好き放題に暴れる黒埼の舌に思い切り噛みついた。
口を押さえてるところを見るとかなり深く噛んでしまったみたいだ。
私の口の中にも血の味が残ってる。
こんなことをすればタダで済まないことはわかってるけど…。
「つー…人形のくせに飼い主に逆らうつもりか?」