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BLACK WOLF
第7章 獣のような目で
「あの…、この家って変わってますよね。出入りも大変そうっていうか…」

だって、中からも外からも鍵が必要なんて、普通に考えたら不便だ。

庭にも出れないように窓には防弾ガラス、鍵もついてない。

ただ、防弾ガラスに窓枠をつけただけの代物だし。

「空き巣や泥棒に入られない為だと仰ってましたよ。この家には高価なものも多いでしょうし。空気の入れ換えは小窓を使っております」


鉄格子つきのあの小さな小窓か。

さすがにあそこからは逃げられない。



防犯のためって、ハウスキーパーさんの前ではそーいう説明をしてるんだ。

私を監禁する為とはさすがに言わないだろうし。

「私も4年前に初めてここに来たときは"おかしな家だな~"と思いましたけどね。ふふ」

「………4年前に初めてここに来たとき?」





酒井さんが初めてこの家に来たのは4年前。

少なくても4年前もこの家はこんな造りだった。

外と中からの鍵に防弾ガラス。

でも、黒埼は私の為に特別に作ったって言ってた。

防犯の為じゃなく私を閉じ込めておくためだって。

「じゃぁ、4年前も今と同じ造りだったんですか?リフォームもせずに?」

「はい。あ、でも防弾ガラスに嵌め返られたのは最近らしいです。お陰で窓の拭き掃除がとても楽になりました」




どっちなの…?



ただ単純に空き巣を防止するため?

それとも、本当に私を閉じ込めておくため?









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