この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
煮詰めたシチュー
第5章 雑記 恋がつくるモノ
恋愛に必要な膨大なエネルギーが底をついてしまった私のような年齢に達したときに、本当の恋愛を知らずして歩んだ、取りこぼし多き人生に溜息をついても、もう遅いのです。
恋愛の収支決算を黒字で〆るのはなかなか難しいです。
お金がない、邪魔臭い、同性の方が楽、オナニーで充分、など恋愛に尻込みする理由はそれなりにあるんでしょう。
けど、それでも、私のようなダメダメ人間でもどうにかこうにか気付けたことがあって、それはどんな恋愛の中にでも¨いいね!¨と思えることがたまにあるということです。
私の場合、それが伴侶に恵まれたことと、遅ればせながら私がそれに気付けたことです。幸運でした。