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煮詰めたシチュー
第6章 雑記 夢の、また夢

これをいけないことのように思いましたが、それを笑わずに我慢したとしてもギャグもコントも可笑しいのだから仕方ありません。そもそもどのお笑いにも根底には差別がありますから、そこを問題にするとややこしい話になります。
同性を性的対象とするクリスは、私の手を握ったり太腿に指を這わせたりしてエラく気に入ってくれたようでしたが、私にその気は全くない。
私が性的に興奮するのは異性で、クリスは同性に興奮する。
レザーの短パンを履いて腰を振るコメディアンがいますが、それを見る私とクリスの反応は全く違うはずです。
こういった自分と違う反応を示す人たちは世の中にたくさんいて、ゲイと呼ばれている。ただそれだけのことです。
ですが私とは違う。差異がある。
それを認めた上でどう関わるか。
問題はそこだと思います。

