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煮詰めたシチュー
第6章 雑記 夢の、また夢
   
また多数派に迷惑をかけないようにと、少数派が作った塀を乗越えてくるのはいつも多数派です。
少数派を叩いておかねば、多数派である自分達が駆逐されるかもしれないという、保身からくる実体のない怯えと恐怖が干渉を生み、虐待や迫害の正当化が始まります。

そういった虐待・イジメというのは生物の本能のようなもので、野生では生き残る知恵であったりもします。
たとえば群れを作る動物の中には予め仲間をイジメて弱らせておき、群れが捕食者に襲われた際にイジメて弱らせた仲間を襲わせ、その間に群れが逃げるんだそうです。

最下層を作っておけば、それ以外の者は安心できるというシステムですね。人身御供や生贄のようなものでしょうか。



   
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