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煮詰めたシチュー
第9章 雑記 アルマゲドンと鬼ごっこ
文明によって増えた島民を養っていくために小さな島の資源を使い果たし、文明を維持できなくなってしまったというのは、なんとも皮肉な話です。
文明化が進み、自然の摂理を超えたところで、まるで自殺したかのようにプツリと文明が途絶えるという、その一連の流れには学ぶべき点が多いと思います。
72億の人間を抱えるまでに、いびつな成長を遂げた現代文明において、それを無理に支えてきた先端技術を失った時点で、原始時代に巻き戻される可能性は充分にある。
あるいは現代の薪である、石油が尽きた時点で文明がターミネートされるかもしれません。