この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
煮詰めたシチュー
第9章 雑記 アルマゲドンと鬼ごっこ
飢饉にみまわれ1万人分の食糧を確保できなくなったとき、食糧の争奪が始まりました。
逃げ場のない小さな島で、わずかな食べ物を求めて島民同士が殺し合ったそうです。
中には食人もあったといいます。
それから100年後、かつて1万人いた人口は殺し合いの末わずか500人ほどに減り、そこに住む人々の生活は文明の記憶すら残さない原始人のような暮らしぶりだったそうです。
かつてモアイを作れるほどの技術と宗教とコミュニティーがあったにもかかわらずです。