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煮詰めたシチュー
第1章 雑記 恋とゆで卵
恋愛関係で括られているとはいえ、別々の日常がそれぞれにあって、時には異世界行きのチケットを持った¨新しい出会い¨というやつが待ち受けていたりします。
それは何の前触れもなくスッと現れて、自分の相手役を奪っていったりします。
そいつが現れるタイミングが双方同じではないところが、難儀で辛いのです。
何度かそんな目にあえば人を好きになるのが怖くなる。臆病になって恋愛は二度と御免だ、となるのが人情。
でもその痛みを知ることで、疲労で千切れた筋繊維が繋がっていくように、より太く逞しい¨頑丈な心¨を持てるようになる。
そういう心の持ち主に他人を包む強さと優しさが与えられ、信頼に値する人になってゆけるのだ!と、私は勝手に信じています。