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煮詰めたシチュー
第2章 雑記 ジブンのカタチ
カワサキのGPZというモデルで、よく走るバイクでした。
当時のバイク乗りのスタイルは大まかに分けると、ゆったり指向のツーリング族、峠道をかっ飛ばす峠族、やかましいだけの暴走族に分かれていて、私は峠族として純粋に¨走り¨を楽しんでいました。
峠族の別称を¨走り屋¨なんて言いますが、特に何かを売っているわけではありません。
クネクネした山道をどれだけ速く走れるかを楽しむのですが、カーブを曲がり切れず滑って転んだり、対向車とぶつかりそうになったりしました。
友達の中には大怪我をして後遺症が残ったり、事故で死んだ者もいます。