この作品は18歳未満閲覧禁止です
煮詰めたシチュー
第2章 雑記 ジブンのカタチ
それ以降、私は峠攻めを辞めました。サボりがちだった高校へも出向くようになりました。
いくら命を弄ぶような行為でスリルを求めたとしても、結局それが命の行く先を決定付けるものではないような気がしたのです。
自分の命を自分がコントロールすることはできないと感じました。おこがましいと。
今まで感じていたスリルと興奮が、途端につまらないものになってしまいました。
怖くなったのではなく、峠道を速く走るということがバカバカしくなったのです。