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煮詰めたシチュー
第3章 雑記 弁当箱は自分で洗え
無理をして従業員を残したとしても、競争に敗れて会社そのものが倒産すれば、従業員にとってはリストラと同じ末路なのです。
リストラか倒産かを迫られた時代でした。
世界中に吹き荒れるグローバル化の嵐の中を企業が生き延びるには、リストラやコスト削減は避けては通れない道です。
一度はずみのついたこうした流れは加速度を持ちます。
産業機械や各種アプリケーションの高性能化で個人の特殊技能が必要なくなってくると、人を育てる必要がなくなります。リストラに成功し スリム化した企業は気付きます。
それが若年労働者の使い捨てでした。