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第3章 雑記　弁当箱は自分で洗え

　　　
そんな生きることの苦労を大人が子供に示し、これがいつか君たちが飛び込まなきゃならない世界なんだよと、小さな頃から社会の本質に触れさせてあげる。
その反応をつぶさに見つめ、丁寧なケアを大人が心掛ける。
もちろん愛情を持って。

計り知れない子供の感受性と想像力に、大人の物差しをあてることを少し控えるだけでいい。そんなちょったした勇気が大人側に必要なんじゃないかという気がします。

そうすることで次第に子供達も、勧善懲悪のおとぎの世界を子供用として切り離すことができて、まったく思う通りにならない社会に対して、少しずつ¨備え¨ができるんじゃないかなと思うんです。