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煮詰めたシチュー
第4章 ホラーな男
ある夏の日の仕事帰り、私は山ちゃんの運転する軽ワゴンの助手席に乗っていました。
お盆前の忙しい時期、日の高いうちはずっと仕事をしていましたので、夏の暮れ方7時か8時ぐらいだったと思います。
高架下で信号待ちをしていると、突然、『ドカンッ』という音と共に、私と山ちゃんは後ろから突き飛ばされるようにしてフロントガラスへ頭をぶつけました。
『いっ・・てぇ・・』
『大ちゃん・・・大丈夫か・・・』
私達の車は後ろから追突されてしまいました。オカマを掘られたのです。