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散る華如く
第3章 郭を訪れて・・・
そんな様子じゃ、手出ししようにもできないねぇ・・・」
「いいさ、手は出さないよ・・・今夜は。」
「今夜は?」
「アンタがオレに抱かれてもいいって思えるまで・・・待つよ。」
「・・・ごめんなさい。」
はっきりとした後悔の念が、その一言に込められていた。
「気にしなくていいよ、しをな・・・」
ときわは邪気のない、優しい微笑みをうかべて言った。
「代わりに、アンタを抱きしめて眠りたい・・・いいかな?」
「はい・・・ときわさん。」
彼女は微笑んだ。
―二人は布団の中で抱き合い、眠りについた。
***
そして、次の日になり―
「またオレに・・・逢いに来てくれるかい?」
「ええ・・・必ず来ます。」
しをなは彼に微笑みかけて、帰って行った。
「いいさ、手は出さないよ・・・今夜は。」
「今夜は?」
「アンタがオレに抱かれてもいいって思えるまで・・・待つよ。」
「・・・ごめんなさい。」
はっきりとした後悔の念が、その一言に込められていた。
「気にしなくていいよ、しをな・・・」
ときわは邪気のない、優しい微笑みをうかべて言った。
「代わりに、アンタを抱きしめて眠りたい・・・いいかな?」
「はい・・・ときわさん。」
彼女は微笑んだ。
―二人は布団の中で抱き合い、眠りについた。
***
そして、次の日になり―
「またオレに・・・逢いに来てくれるかい?」
「ええ・・・必ず来ます。」
しをなは彼に微笑みかけて、帰って行った。