この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第6章 傘ふたつ
休み時間がやってくる度、俺は教室の扉をびくびくしながら眺めていた。

しゅーちゃんがやってくるんじゃないか。
朝、先に登校したことを責められるんじゃないか。
もしまたトイレに連れ込まれたらどうしよう。

けれど、それは全て杞憂に終わった。

しゅーちゃんは顔を見せなかった。
放課後、俺が先に帰ってしまっても、家に来ることもなければ、ケータイに連絡してくることもない。

どこか不気味なものを感じながら、それ以上にほっとする気持ちが強くて、俺はそのまま一日を終えた。

そして、次の日になっても、その次の日になっても、しゅーちゃんからは何の反応もなかった。
/261ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ