この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
叶わないならせめて、手に入らないならいっそ
第8章 泡のようにはじけて
「それは、俺達が幼なじみだから……」
「本当にそれだけかなぁ?」
苺香がじっとこちらを見ている。
長いまつげに大きな瞳。
これを見た男はきっと全員ノックアウトされる。
そんな魔性の目だ。
「ねぇ、若葉。本当に柊のことが好き? 幼なじみだからって言ったけど、若葉の方こそずっと一緒にいたから勘違いしてるんじゃないの? 柊への感情を恋愛だと思い込んでるっていうか、小さい頃からの刷り込みっていうか」
「そんなわけ……」
「本当にそれだけかなぁ?」
苺香がじっとこちらを見ている。
長いまつげに大きな瞳。
これを見た男はきっと全員ノックアウトされる。
そんな魔性の目だ。
「ねぇ、若葉。本当に柊のことが好き? 幼なじみだからって言ったけど、若葉の方こそずっと一緒にいたから勘違いしてるんじゃないの? 柊への感情を恋愛だと思い込んでるっていうか、小さい頃からの刷り込みっていうか」
「そんなわけ……」