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可愛いヒモ~番外編
第5章 風邪っぴきにはご用心!

「ーーゆーり。ねえ、ゆーり。ゆーりってば。……なーにすねてんの?」
「もう知らないっ。エロ、バカ! 変態、ドS!」
すべて終わって、欲望を吐露し終えて一息ついた頃。
ゆーりはシーツを体に巻きつけて、俺から逃げるように、くるっとそっぽを向いた。そのままなんか怒りだしちゃったし。
ちょっとやり過ぎたかな?
「えー、いつもとそんなに変わんないって。いーじゃん。……気持ち良かったでしょ? 三回もイッたもんねー」
「か、数えんな、バカ!」
がばっと振り向いて、真っ赤な顔で枕をぶつけてくる。いや、ぶつけるというより叩きつけてくる。しかも何度も。
「もう、ちょっと危ない……、てか痛……んぶっ」
……てか顔面かよっ。
俺はどうにか枕を両手で掴んでゆーりから奪い取った。

