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可愛いヒモ~番外編
第5章 風邪っぴきにはご用心!

「あれ、もしかして熱上がっちゃったー?」
お姉ちゃんは、僕の様子が辛そうに見えたのか、頬に手を当ててきた。
「うう……」
熱のせいか、いつもより冷たいお姉ちゃんの柔らかい手。無意識のうちに頬擦りしてしまった。
「ん? 今日はなんか、甘えん坊さんだねー麻人は。熱は上がってないかなぁ。辛い? 大丈夫?」
「……大丈夫」
嘘。本当は全然大丈夫じゃない。アソコがじんじんして、触りたくって仕方なかった。
「は、はあ……」
僕はベッドの上で寝返りを打った。なるべく意識を違うところに向けたいのに、上手くできない。
「……すごい汗だね。着替える?」
そう言ってお姉ちゃんが掛け布団を剥ごうとする。僕は慌ててお姉ちゃんの右手を掴んでそれを止めた。
だって捲られたら、隠したエロい雑誌も、丸出しの下半身もお姉ちゃんに見られちゃうもん。

