この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
可愛いヒモ~番外編
第5章 風邪っぴきにはご用心!

目が泳いでますけど、ゆーりさん。
「本名だしっ」
「……ネットにアップするやつじゃなかったからさ。いいかなあって」
「しかも何あの展開っ! どんだけ捏造してんのっ! 姉ちゃんあんなキャラじゃないしっ」
「いやあ、今どき流行りのオネショタというやつでしてね。……ダメだった?」
「気色悪いわっ!」
「……あ、…………読んで起った?」
「起つわけないじゃんっ」
「……ですよねー」
ゆーりが両手を顔の前で合わせ、俺に拝むようなポーズを取った。
「ごめんなさいーっ。なんか、前に麻人が風邪で熱出してた時に、子供の頃風邪引くと、すっごく触りたくなるけど結局イケずに寝ちゃってたとか言ってたじゃん? それ、想像するとめっちゃエロいなーと思って」
「……知らんわ。そっからなんでオネショタになるのっ。すごい妄想力」
「へへ」
「褒めてるわけじゃないのっ」

