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可愛いヒモ~番外編
第5章 風邪っぴきにはご用心!

なぜか照れ始めたゆーりに、びしっと注意する。そこは、ね?
ゆーりが変態なのは今に始まったことじゃないから、今さら驚きはしないけど、今後も俺の過去を勝手に捏造されて勝手にネタにされたくはないので、ちゃんと言っておかないと。
「申し訳ございませんでした。すぐ消すよ」
「……まあ、最悪名前だけ変えてくれれば別にいいけどね。あと今後は一言言って。びっくりするから」
「あ、はい。って、えっ? いーのっ?」
「…………さすがに姉ちゃんとのは嫌だから俺は読まないけど。生々しいわっ。まあ、ゆーりが書く分にはーー」
そこまで言いかけて、ふとあることを思いついた。
突然黙り込む俺に、ゆーりが首をん? とかしげる。
「やっぱりダメ、タダじゃ許さない」
「え!? 使用権とか著作権とかなんかお金取るの!?」
「違う違う。お金はいいけど、俺だけネタ提供させられてんの、不公平じゃん。ゆーり、代わりに俺のお願い一個聞いて?」

