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藤の舞
第12章 飢えと渇き
っぁああ…足りなっぁ…せぇせぇ…てぃんこ…ちょうらぁぁ…

っひぃ…

落ち着いた奥さんが発した言葉の下品さに、思わず恐怖の声をあげた。

ギャグのせいで口が閉じられないのに、奥さんは欲をねだっている。

「ちょっと落ち着いてください。」

話し掛ける最中にも、ずっと、チンコを連呼していて、
たぶん頭巾の下で耳を塞がれていて、聞こえていないのだと想像した。

こちらが耳を塞ぎたくなるような奥さんの言葉を、聞かないようにして、確認を進める。

頭巾は、首下で大きな輪が着いていて、その上に首輪で絞められていて、南京錠が取り付けられ、外せないようになっていた。

残酷な仕打ちに震えるが、他も酷いことをされていないか確認する必要がありそうだった。

乳房には根元に輪が填められていて、バイブレーションになっていた。

モーター音に合わせてぷるぷると揺れる乳房を、この異常な中でも美しいと思った。

そして、その先端は、乳首の根元がワイヤーで縛られていた。

ワイヤーがピンと張られていて椅子に結びつけられていた。

そして、途中に金属の輪が通っていて、ローターが下げられていた。

「酷い…」
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