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藤の舞
第18章 人工受精
妻にはそれがイイらしく、鰻、鰻と騒いで喜んだ。


「へい、お待ち〜」

職人が出来立ての鰻重を持ってくる。

「旦那さんから精を付けなって…」

あいつがニヤリと笑った。

「妻のアソコに入ってたものを?」

「あら、見てたでしょう?食べる部分は串から下、アソコに入ってないわよ〜」

ナース達が一口大にして俺の口に放り込んだ。

「美味い。」


「そりゃそうですよ。120年と続く老舗の味。」

職人は仕事とばかりに、妻の股下で2匹目の鰻を割きながら言った。

妻の抵抗がなくなったので、ベッドに横たわらせて3匹目が放たれる。

自然に任せようと、鰻が自分で入るのを皆で観察し、妻の上空に鏡を持って見せてやっていた。

妻は半狂乱で鰻チンコは嫌だと言ったが、
頭が入ると、ベッドから背中を浮かせて喜んだ。

順々に出来上がる鰻重を、空いた者が食べ始め、この狂宴の目的を忘れかけていた。


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