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藤の舞
第20章 結末
「皆様、これだけのお客様をお迎えするのは、僕も初めてですので、早く順番が回るように、早打ち早出しを競うつもりでお願いしますね。

カウンターも付けますので、奴隷がイったらこちらに、皆様がイったらこちらにカウント入れてください。」


口々に同意を表明し、室内の熱気が上がる。

もう医者の顔をした者はいなかった。
既に半分を越える者が到着している。
後から来た者も場の雰囲気を読み取って列の後ろに座っていく。

「ッあ、出すぞっ…一番乗りだぁ…」

突っ込んだ途端に激しく腰を振り客が叫ぶ。

ぅおっ…ぅおっ…

奴隷も呼応する。

ビリビリッと二人だけが感電したようになり、隣の客がカウンターを2つ取りボタンを押した。

客は残液をピュッと扱いて奴隷の尻に掛け、

「もっとじっくり楽しみたかったな。」

とボヤいて離れる。

「まずは、全員からのお祝いを注いでからですね。」

僕が言うと、

「わかってますよ。先生。」

返事をしながら列の後ろについた。

そこからはコツを得たように次々と客が放っていく。
そして毎回奴隷も達していた。

「先生、そろそろマスク外してもいいですか?」

「どうぞ。」

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