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藤の舞
第8章 痒み
寝室のクローゼットの扉の一部が姿見になっている。
鏡の前に椅子を置き、身に付けていたバスタオルを敷いて腰掛ける。

無毛となった恥丘が、またもや私に突き付ける。
不貞を犯した女だと…


椅子の角に足を掛けて開く。

診察台でこの姿を晒していたんだ。
毛のない陰部、その部分を鏡に映して見るなど初めてで、
襞や膣口は気持ち悪い生き物のようで、粘膜が光って見える。

欲望の震源たるそこは薄気味悪い生き物。

薬を中指に付けて膣内を進め壁面に塗り込んでいく。

真っ直ぐな筒状をイメージしていた私は、内部の凹凸に驚いた。

ここに先生のペニスが出入りしてあの快感が生まれたんだ。

内壁に薬を塗りながら、罪の行為を思いだしていた。

先生の指が、快感を呼び、お尻の方まで悦びの蜜を溢れさせているのを自覚していた。

気持ちよくなりすぎて、潮を噴いた。

薬を塗りながら、快感を得ようと強めに指で押して見たが、
先生からもらったような快感を得ることは出来なかった。


次に恥丘全体に薬を塗った後、両手の人差し指に薬を付け中指で割れ目を開く。

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