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妄想チャンネル 〜タイムトラベル〜
第2章 ch.1:欲深なシンデレラ

「ーーーーーを、お願いするよ。」
なんとかやれそうな事ばかりで、咲子は一安心だと高を括ったのも束の間。
「あ、あと、脱毛と便の世話ね。」
「・・・・・・・は?」
極め付けの言葉があまりに衝撃的すぎてすぐに聞き取れなかった。
「だーかーら、まず全身の脱毛!気安く他人に身体を見せるわけにはいかないじゃないか。それから、小便大便どちらとも付き添い、処理してもらう。さすがにメイドにも頼めなくて父上がやってくれていたんだが、妻に役替わりしてくれと頼まれたのでね。」
「・・・。」
まるで頭のヒューズが飛んだみたいに体はかたまってしまっていた。
王子の、咲子と呼ぶ声にはっと我に返る。
「え、あの、どうしてそれを私が?」
「だって、僕の手が汚れてしまうじゃないか。」
「・・・。」
再びヒューズが飛んだ。
ええと、こういうのをなんて言うんだったかな。
潔癖?自己中?自分勝手?
・・・ただのナルシスト?
幸せになるはずだと確信していた未来が、早々に崩れかけた瞬間だった。
ーーー
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なんとかやれそうな事ばかりで、咲子は一安心だと高を括ったのも束の間。
「あ、あと、脱毛と便の世話ね。」
「・・・・・・・は?」
極め付けの言葉があまりに衝撃的すぎてすぐに聞き取れなかった。
「だーかーら、まず全身の脱毛!気安く他人に身体を見せるわけにはいかないじゃないか。それから、小便大便どちらとも付き添い、処理してもらう。さすがにメイドにも頼めなくて父上がやってくれていたんだが、妻に役替わりしてくれと頼まれたのでね。」
「・・・。」
まるで頭のヒューズが飛んだみたいに体はかたまってしまっていた。
王子の、咲子と呼ぶ声にはっと我に返る。
「え、あの、どうしてそれを私が?」
「だって、僕の手が汚れてしまうじゃないか。」
「・・・。」
再びヒューズが飛んだ。
ええと、こういうのをなんて言うんだったかな。
潔癖?自己中?自分勝手?
・・・ただのナルシスト?
幸せになるはずだと確信していた未来が、早々に崩れかけた瞬間だった。
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