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英里を調教 <大学生編>
第2章 ようこそ女子寮へ スーツ姿で半裸のままで
 入学式は無事終了。

 私はその間、今日はジーパンにカーディガンとお気楽な服装の真紀と会って、英里ちゃんの話をした。
 真紀は目を輝かせて「会いたいっ!」って叫んだ。

 声が大きいよ、真紀。
 まあ、気持ちは分かるけどね。

 真紀は小さな、細い体をぴょんぴょんさせて喜んだ。
 黒い髪のポニーテールが一緒に上下する。胸は残念ながら上下するほどの大きさはないけど、真紀は面倒見がよくて優しい子。
 そんな真紀には、この体型がすっごく似合う。
 私にはない、微笑ましいような雰囲気。

 私のいちばんの友達。
 

 入学式後、私達『料理研究会』は、新入生の勧誘のため、チラシを持って、入学式会場の体育館前に集合。
 栄養学とか、そういう学校だから、料理関係のサークルは多い。
 だから他にもいろんな名前のお料理サークルがあって、中には男子だけの『男の料理サークル』なんかもある。
 うちはジャンル問わず、何でも作ってみるけど、スイーツ専門サークルや、中華料理のサークルもあり、中でもインド人留学生の子を迎えて一昨年設立した、カレーのサークルは、ここ最近ちょっと人気が高い。ちょっと範囲狭すぎじゃない、って私は思うんだけど、ナンを焼いたり、付け合せのタンドリーチキンを作ったり、いろいろメニューがあるみたい。確かにカレー、おいしかったな。
 和菓子のサークルは着物で華やか、着付けも教えてくれるし、自然のお野菜サークルは、畑仕事姿で見てて楽しい。学校に農園があって、そこでお野菜育ててるの。
 『料理研究会』が、オーソドックスな、ありきたりな名前を持っているのは、その中でも歴史が古いから。
 最近は、もっとおしゃれな名前のサークルに新入生を奪われがちだけど、活動は、そこそこ頻繁に、楽しくやっている。

 他にもいろんなサークルがあるけど、お料理関係のサークルがやっぱり多い。
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