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英里を調教 <大学生編>
第2章 ようこそ女子寮へ スーツ姿で半裸のままで
 各サークル、一定の範囲で勧誘をしている。
 お互い邪魔しないようにね。
 たくさんお料理関係のサークルがあるからと言って、別にサークル同士が対立してるわけじゃない。他のサークルとも交流はあるし、どこかでお料理を出すときには、手伝ったり手伝ってもらったりもしてる。
 中には、まあ、ライバル意識むき出しのサークルもあったりするけど。
 あそこの、お蕎麦のサークルと、うどんのサークルとかね。間に挟まれた天ぷら大好きサークルが困ってるよ。

 私も一生懸命に声を出して勧誘した。
 『料理研究会』は女子のみのサークルだから、興味を持ってくれた男子には、時々やってる、お料理会のご案内を持って帰ってもらう。みんなで作ってみんなで食べる会ね。
 
 そんな中、英里ちゃんが、ご両親と一緒にやって来た。
 体育館の前は桜並木。
 キレイなピンク色の木の下、英里ちゃんは他の新入生よりもずっと可愛く見える。
 英里ちゃんのお父さんもお母さんも、優しそうな人で、私も大好き。

「入学式お疲れ様、英里ちゃん」
「うん、ありがとう」

 さっきのことを思い出したか、この勧誘の熱気に当てられたか、春の陽気の中、ほっぺを桜色に染める英里ちゃん。

「あ~、英里ちゃん!」

 真紀が嬉しそうに声を上げて英里ちゃんに近寄る。

「入学おめでとう」
「ありがとうございます」
「この大学に来てくれてありがとうね」
「いえ…あの、お世話になります」

 真紀は、本当に嬉しそう。
 真紀も、私と三人で英里ちゃんとえっちなことをしたけど、たぶん、それを抜きにしても、英里ちゃんを気に入ってくれているんだと思う。
 守ってあげたいような女の子だもんね。
 その分、えっちに苛めたくもなっちゃうんだけど。
 
 そんな英里ちゃんをご両親は微笑ましく見守ってる。
 お父さん、お母さん、英里ちゃん可愛いですね。でも、ごめんなさい。今日、もうえっちなことしちゃいました。

 サークルのみんなも英里ちゃんのこと覚えてて、歓迎の言葉を送ってくれる。
 この学校いちばんの仲良しサークルだからね、『料理研究会』は。
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