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英里を調教 <大学生編>
第12章 やってきました大学祭! メイド姿でお仕事します
「あれ…?」
「つかない?」
「うん…」
「私がやってあげる」

 私が交代するも、なかなかホックがついてくれない。
 ブラウスの上からやるのを諦めて、背中を捲ろうと思ったら、ぴったりサイズのブラウスが捲れてくれない。
 仕方なく、誰もいないのを確認して、ブラウスのボタンを外して、正面に立った私がさらに英里ちゃんを隠しながら、腋の下から手を入れる。

 相変わらずのスベスベのお肌。

「あれ、英里ちゃん、これ」
「何?」
「ホックの金具が壊れちゃってるよ」
「え?」
「これじゃつけられないよ」

 困ったことになっちゃった。
 ブラのホックの金具が壊れちゃった。

 ぴったりサイズのブラウスは、ノーブラだと乳首が透けちゃう。

「何かでおっぱい隠さないとね」
「うん…でも何かあるかな…」

 まずはタオルを試してみる。
 体に巻きつけるほどの長さがなくて、胸に当てた上にブラウスを着てもすぐにずれちゃうので没。

「う~ん、だめね」

 ブラウスの胸元を隠しながら英里ちゃんが言う。

 ちょっと恥ずかしそうにしてる姿が、また可愛い。

 透け乳首を隠すメイド英里ちゃん。

 …萌え萌え。

「他に何かないかな…」

 テントの裏に落ちてるガムテープ。
 テントの設営や、客席の飾りつけの時に使ったのが、そのまま置いてある。

「…いやだからね」
「さすがにね。剥がすときに、おっぱい痛めちゃうね」
「うん…でも何か貼るものがあればな…」
「そうね、隠せるよね」

 あ、そういえば。
 英里ちゃんを待たせて、カバンを取りにテントへ。
 そのカバンをごそごそ。

 あった。カバンに入れっぱなしになってた。

「何、それ?」
「低周波マッサージ器。こないだ買ったの」
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