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英里を調教 <大学生編>
第6章 お礼におもてなし 甘い甘い英里ちゃんいかが?
 確かに、真紀の言うことは、ごもっとも。
 女の子だけだから、会場のセッティングにテーブルや椅子を運んだりとか、買い込んで重たくなった食材を運ぶのは、ちょっと苦手。
 今回なんか、本校舎からテーブルを運ぶはめになって、みんなでひーひー言いながら運んだりしたもんね。
 確かに、いつでも頼めるくらいの交流がある男子サークルがあると、そういう時には助かるかもね。

「でも、こっちばっかり手伝ってもらって、むこうに何にもしてあげられなさそうだよ」
「う~ん、そっかぁ」
「あ、でも」
「ん? 何?」
「女の子に慣れてないみたい」
「え? 何それ」
「言ってたよ。なかなか女子と交流なくてって」

 実は私は、サークルの代表者の真紀の代理として、彼らとメールアドレスを交換していた。これから何かあったらよろしくね、くらいの意味で。
 その後、何度かメールの往復があって、そんな話もちょっとだけした。

「あと、甘いものが好きだって」
「あら意外」
「ね」
「でも、女の子に慣れてないんじゃ、他の女子サークルにもいいように使われちゃってたりするのかな?」
「うーん、どうだろう。あんまりそんな感じしなかったよ」
「そっか。他には? 何かある?」
「英里ちゃんが可愛かったって」
「それは私も同感。確か入り口から食材運ぶ時に、英里ちゃんも手伝ってくれたもんね」
「うん。あと、女体盛り」
「は?」
「サークルのホームページがね、女体盛りの話題で盛り上がってたよ」
「何だそりゃ」
「マニアックなサークルだから、掲示板はほとんど彼らしか書いてないみたいね。
 少し前に、女体盛りしてみたいって書き込みあったよ。
 女体盛りって、古いわねぇ」

 そっか、と考え込む真紀。
 真紀は一つの提案を私にしてきた。
 先日のお礼を兼ねて、筋肉男子を私達に釘付けにする作戦。
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