この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
英里を調教 <大学生編>
第11章 友恵と二人、閉じ込められたエレベーターの中 ~英里の目線~
 大学生になって、半年が過ぎた。

 志穂さんや真紀さんのおかげで、楽しい大学生活を送れている。

 …まあ、そのちょっと、みんなエッチなのと、エッチな事件に遭遇することが多いような気もするけれど、でも、やっぱり楽しく大学生をやってる。

 もう十月かぁ。

 ほんとにいろいろありすぎて、あっという間の半年間だったな。


 一緒に入学した子で、仲良くなった子がいる。

 友恵っていう女の子。
 ちょっと小柄で、高校生に見えるくらいの顔立ちなのに、胸が大きくて、ビックリしたのを覚えてる。
 
 今では「友恵」って呼ぶし、友恵も私を「英里」って呼んでくれる。

 今日は友恵に誘われてお買い物。

「ごめんね、付き合わせちゃって」
「ううん、いいよ。何買うの?」
「うん…ちょっと恥ずかしいんだけどね。お裁縫が趣味なんだ。だから、そのお店で」
「お裁縫?」

 うん、と少し恥ずかしそうな友恵。
 いやいや、似合ってるよ。大人しくて可愛い友恵にぴったりな趣味だなって思った。

 友恵が連れて行ってくれたのは、駅からちょっと離れた雑居ビルの五階にある小さなお店。
 ビルは古いし、目立たないけどちゃんと看板も出てて、お店の中は明るい雰囲気。
 いかにも裁縫が得意そうな、お母さんくらいの歳の店員さんが出迎えてくれた。

「あら、友恵ちゃん、久しぶり」
「こんにちは」
「お友達?」
「はい、英里っていって、大学のお友達です」

 店員さんは私にも挨拶してくれて、友恵と話しこんでいる間、お茶を出してくれた。
 二人の話は、それなら生地はどう、とか、なら模様はこれで、とか、私はあんまり内容は理解できなかったけど、友恵は真剣な顔してた。
 
 ああいう友恵の顔、はじめて見たな。
 いつも、のほほんってしてて、スローペースの友恵。
 声が小さくて、ご飯を食べるのが遅くて、学校の課題にいつも困った顔してる。
 そんな友恵が別人みたいに、真剣に、でも生き生きとした顔してる。

 ホントに裁縫が好きなんだな。
/140ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ