この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
英里を調教 <大学生編>
第11章 友恵と二人、閉じ込められたエレベーターの中 ~英里の目線~
 話の合間、店員さんがカタログを手に生地を探しに言ってる間に、友恵が声をかけてくれた。

「ごめん、退屈だよね」
「ううん、平気。大丈夫だよ」
「うん、ありがと。あの店員さんね、裁縫の有名な先生で、ここはその先生に相談しながら買い物が出来るの。
 だから裁縫が好きな人がよく買いに来るお店なんだよ」

 目を輝かせて言う友恵。

 ちょっと羨ましいな。
 私はあんなふうに打ち込めるものがないからな。

 栄養学を学んでみたいって思ったのも、小さい頃からのお友達で、お姉さんみたいに私を可愛がってくれる志穂さんが、そんな話をずっと私にしてくれてたから。
 志穂さんは小学校の頃から料理が上手で、だからこの道を選んだんだろうなって思う。

 私は、そんな志穂さんに影響されて憧れて、それで今の大学を選んだ。

 学校で教えてくれることは楽しいし、『料理研究会』では、習ったことを活かして料理を作らせてくれる。
 分からなかったり、上手く出来なかったりすれば、料理上手な先輩がたくさんいて、助けてもらえるし、アドバイスをしてもらえる。
 上手に作れた時、食べておいしいって言ってもらえるのが嬉しくて、ますます料理に夢中になった。

 そんなふうに、先輩や友達に恵まれて、私の大学生活はとても充実している。
 最近では料理を作るのが楽しくて仕方ない。
 うまく作れた時も、それを食べてもらって「おいしい」って言ってもらえるのも。

 でもなぁ。それ以外の趣味って何かあるのかなぁ…

 高校生の頃は…その、エッチばっかりしていた。
 恋人の達也とか志穂さんとか、他にも、まあいろいろと…

 それに受験勉強が重なって、他のことをする時間なんて、ほとんどなかった。

 趣味かぁ…
 私も何かはじめてみようかなぁ。

 そんなふうに思っていると、友恵が店員さんにお礼を言って、私のほうに来た。
 お買い物、終わったのかな?

「ごめんね、お待たせ」
「うん。お買い物は済んだ?」
「うん、ありがとう。ちゃんと買えたよ」

 友恵はおもちゃを買ってもらった子供のような顔で、紙袋を見せてくれた。

 友恵は店員さんにありがとうを言い、私もごちそうさまを言って、お店を出た。
/140ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ