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夢見る君に囁きを・・・
第3章 Valentineまで、1週間!
俺は、ベッドに寝転んで、スマホの写真を眺めてた。ここに入ってるのは、ほぼ芙佳。芙佳の色々な表情が入ってる。

¨俺が、お前に告白したら、OKしてくれるのかな?そもそも、他にいたら、俺は、振られる訳で…¨

「はぁっ…」

俺は、支度をして、芙佳を迎えに行った。

玄関のチャイムを鳴らすと、おばさんが出てきた。

「あっ、こんにちは。芙佳いますか?」
「ちょっと待ってね。芙佳~。淕人来たわよ~。」
「待って~。おま、お待たせ。」
「なに、息切らせてんの?」
「ちょ、ちょっとね。」

俺は、芙佳と、手を繋ぎながら駅ビルまで行った。

「今日は、ミニスカートなんだな。」
「うん。たまには、ね。」
「似合ってるよ。そのスカート。もっと、履けばいいのに。」
「でも、恥ずかしいから。」
「なんで?」
「なんでも。あんまり、見ないでよ。恥ずかしいもん。淕に見られると。」
「ふっ。おかしな奴。でも、俺は、いろんな芙佳を見たいけどな。」
「ふうん。でもさ、考えたら、ほんとペアの物って買ってないよね。」
「うん。」
「ね、ね、今日、プリクラ撮らない?」
「なんで?」
「うん?思い出~。」

(淕)¨なんの、思い出?¨

「ダメ?」
「いいよ。」
「ありがとう。」

芙佳が、俺の腕に抱き付いてきた。

(淕)¨もう少ししたら、芙佳は、他の奴の腕に抱き付くのかな?¨

ロフトで、ペアになってるマグカップを買った。

「可愛いのあって、良かったね。」
「うん。」

(淕)¨使う時、あるんだろうか?¨

「さて、プリクラ行こっ!」

俺は、芙佳に手を引っ張られる形で行った。

「芙佳とプリクラって、久し振りだよな。」
「うん。」
「緊張してきた。」
「なんでよぉ。顔色悪いよ?どっか、悪いの?」
「い、いや。どこも。」

「これで、いいの?」
「うん。りっくん。かなり、顔が、強ばってるね。」

¨キスだけなら、バチ当たらないよな?¨

「芙佳?ちょっとジッとしてて。」
「りっくん?顔、近いよ?」

ンゥッ…

¨えっ?何?キス?でも、りっくんの唇、柔らかい。¨

りっくんは、唇を離して、私を見詰めた。

「ごめんな。」
「えっ?」

¨どうゆうこと?聞きたいけど、聞きにくい。¨
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