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主人公らしくない主人公に恋をして。
第1章 「常識なんて、クソくらえぇぇ!!!」
「…なななななななななな」
「…色気ねぇー声だな、」
こここここここここいつ…
「今今今、くくくく首、首舐めた!」
「…桜、どもりすぎ」
そんなこと、気にしてられない。
今、何を思ったかこいつは私の首をぺろんと舐め上げたんだ…。
背中がゾワゾワする。
「…首舐めるのと、ショジョとどう関係あるっていうのよ!」
「じゃー、」
雪は只でさえ近くなった顔をさらに近づけて、妖しく笑う。
「…桜の処女、俺にくれる?」
私のショジョを…雪に、あげる?
「は?あげる?あげれるモノなの、」
すると、雪は童顔の顔をくしゃっと崩して
「………できるよ…」
ニコニコと笑った。