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第1章 「常識なんて、クソくらえぇぇ!!!」

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『ミカ…俺はずっと、ずっとミカが好きだった。』


『シュウ…私、』




ふいに、シュウがミカを抱き締めた。






『…ミカ…』













「……………」



















パシッ




「あ！ちょっと、何する「…高身長、美形、天才だぁ？そんなのはなぁ、そんなのは…現実世界にはいなーい！！」




「あっ！！」


突然、奴の手によってキラーンと空中を舞う、私の愛読書『少女漫画』。








落ちた先は、教室の外。






くそー。




「もー、何するのよー！今、シュウ君が告白して…いい所だったのに～」


「シュウ君だか、ショウ君だかしらねぇけど。いいか、世の中そんなに甘くねぇーの。

高身長でかっこよくて、おまけに性格も頭もいいなんて…そんな完璧人間は存在しません。」




「…うぅ、夢を見るくらい自由でしょ。」




「夢を見すぎると、いざ現実を見たときに悲しくなるだけだ。」









確かに…奴の言うことも一理ある。







でも、











「………そんなの、ただの僻みじゃん!!」





「…なっ！！！！！」








そう、個人的な理由も含めてそれを私にぶちまけてるのだこの男は。