パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第10章 縛る人

倒れた愛華を横向きに転がし、
ヒロは縄を解いていた。

「ッ・・・んん」
「起きた？大丈夫？痛いとこない？」
「うんー大丈夫ー・・・うごけないー」

言いながら愛華がそのまま俯せになる。
手が自由になったはずだが、
力が入らず寝返りすら満足に打てなかった。

「ヒロくん～」
「なに？」
「仰向けになりたい」
「わかった。・・・んしょ、大丈夫？」
「ありがとー」

少しの間、身体を休めた愛華は
ゆるゆると起きあがって
ヒロのボクサーパンツを引っ張った。

「どうしたの？」
「舐めたい」
「疲れてるでしょ」
「大丈夫」

パンツを脱がせた愛華が顔を擦り付ける。
柔軟剤の香りとヒロの匂いが混ざった匂い。
すんすん、とそれを嗅ぐ愛華に、
ヒロは少し恥ずかしそうな顔をする。

ぺろ。

「あ、ン・・・」

ヒロの手が愛華の頭を撫でる。
愛華は舌を絡めながら、少しずつ大きくなってくるぺニスを口に含んだ。

「っ・・・！」

わずかに漏れるヒロの声が愛華を刺激する。
だんだんと濃厚になる愛華の口の動きに
ヒロは思わず愛華の頭を押さえた。

「んぅ、ンンッ」

愛華の悦ぶ声が、ヒロの手と腰を動かす。
頭を押さえたまま喉の奥まで突き上げると、
嗚咽を漏らしながら懸命に舌を絡めてきた。

「ぐ、えほっ！げほっ！っはあ、ンンッ」
「・・・もう、なんでそんなにマゾなの」

笑いながら愛華の口からぺニスを引き抜く。

「お尻こっち」
「んん・・」

愛華のまだ乾かない下の唇に、
ヒロが温かいぺニスを押し付けてくる。
愛華が腰を振ってそれを飲み込む。

「っふぁ・・・あぁ」

弓なりに反らせた愛華の背中を
ゾクゾクと快感が駆け上がった。

「っ、くはっ・・・！ヒロくんっ・・！」
「逃げないで」

ヒロの与える快感から逃げるように
愛華が前へと崩れていく。
先ほど解いた縄を拾い上げると、ヒロは腰を動かしながら縄をしごいて2つ折りに整えた。