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第10章 縛る人

崩れ落ちた愛華の乳首から、
洗濯バサミが外された。
抱き起こされてぺたんと座った愛華を、ヒロが後ろから支えながら乳房に触れる。

「っあ・・・・っああああ！！」

突然の乳首の痛みに愛華が声をあげた。
長時間挟まれていた事により少し潰れた乳首の形を戻すように、指で摘ままれている。
挟まれている間は痺れて慣れてくるが、
外されて形が戻る時が一番痛い。

「痛いだろうから早く戻してあげる」

笑いながらヒロは乳首をぐにぐにと揉んだ。

「ううあっ！・・・・・っ」

ビクビクと体が痙攣する。鞭で快感を味わった愛華はそれだけでイッてしまいそうだった。

縛られた縄の間から腕を撫でられ、軽く爪を立てられる。蕩けそうな甘い刺激に、愛華は喘ぐように口を開けて震える。

「あっ！が、あぁ」

ヒロの右手の指が口の中へ侵入してきた。
上顎を指の腹でそっと撫でられる。

「愛ちゃんの口、全部感じるねぇ」
「ア、カハッ、アアッ・・・」
「上も下も・・・」

右手で口を蹂躙されながら、左手が尻の間から秘部を求めて這ってくるのを
愛華は腰を浮かせて受け入れた。

「自分からお尻突き出してくるなんて」

笑いながら愛華を上下から犯した。

「アハァ、カ、・・・ンアア！」
「ほら、もう俺の手べちょべちょだよ」

「んぅ、ッ・・・」

脳まで痺れるような上の口への刺激からだけでも
逃れようと、愛華はヒロの指に吸い付いた。
触れるか触れないかの上顎への刺激は口をちゃんと開けている時だけ味わえるものだから。

「ん、んうぅ、アアッ」

夢中で指を吸いながら、下の口を掻き回される。
ヒロの手の親指によって
愛華のGスポットが捕らえられ、
人差し指と薬指でクリトリスが挟まれていた。

クリトリスもリング状のピアスに貫かれているため、指で挟まれるとピアスが指の間から逃げ、クリトリスを引っ張られたようになる。
そうしてガッチリと掌握されたまま、ぐちゅぐちゅと揺さぶられた。

「ンン、アアッアぁァ！！ダメ！！！」
「イく？いいよ愛ちゃんイって」
「イヤっ！アアアア！！！イっ！！！」

上下から涎を垂らし、愛華が果てる。
お構いなしにヒロは手を動かし続けた。

「アアアぁァアア！！！ダメ！！やめて！！」

イッたままの状態から逃げられない。
「アぁァアぁ！！イヤぁアアッ！！」
痙攣しながら愛華の意識が遠退いた。