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奴隷からのはじまり。
第4章 よん、ヤキいれてあげる。
「いぁああッ」
強すぎる快楽に、玖路香は脚を震わせて喘いだ。ぐちょっと音がして、一気に奥まで挿入される。
「愛乃、愛乃っ」
玖路香を揺すり、胸を愛撫しながら、紅は愛乃の名を繰り返し呼ぶ。
「あ……あぁっ、は、ん……」
椅子の上の愛乃が、もどかしそうに自分の手で自身を撫で回し、声を漏らしているのが見えた。
玖路香は初めて聞くその艶めかしい声に、高ぶっていくのを覚える。貫かれた場所がぐちゅぐちゅ鳴って、激しく摩擦されているのが、その興奮に重なった。
「アッ、はうっ……んんんんっ!」
幾度目かの突き上げで絶頂が訪れる。紅はその数秒後に性器を引き抜き、玖路香の腹に放った。
身体を起こし、萎えた後のペニスに奉仕しながら、玖路香は、自分を見ている愛乃の視線に身も心も熱くする。
「うっ」
小さく呻いた紅の精液が口中に吐き出された瞬間、飲み込もうとした玖路香の髪が後ろに引かれた。
「くうちゃん、ダメ。それわたしの」
愛乃の言葉に、どうすればいいか悟る。
目を閉じて口づけると、愛乃の舌が割り込んできて、出された精液と玖路香の唾液を貪欲に吸っていった。
「は、ふ…っ」
女同士の濃厚なキスを、今度は紅が楽しんでいる。
ごくんと喉を鳴らして離れた愛乃は、満足そうに目を閉じていた。
紅が帰った後、「処女でいたい」などと言った愛乃を思い出して首を傾げていた玖路香に、愛乃が答える。
「言っとくけど、婚約とか、嘘なの。コウとはああいう、純情ごっこして遊んでるだけ」
コウも本当は、わたしが汚れてるの知ってる、と愛乃は少し寂しそうにつぶやいた。
汚れていたっていい、嘘つきだっていいと許してしまう玖路香はもう、奴隷というより殉教者なのかもしれなかった。
強すぎる快楽に、玖路香は脚を震わせて喘いだ。ぐちょっと音がして、一気に奥まで挿入される。
「愛乃、愛乃っ」
玖路香を揺すり、胸を愛撫しながら、紅は愛乃の名を繰り返し呼ぶ。
「あ……あぁっ、は、ん……」
椅子の上の愛乃が、もどかしそうに自分の手で自身を撫で回し、声を漏らしているのが見えた。
玖路香は初めて聞くその艶めかしい声に、高ぶっていくのを覚える。貫かれた場所がぐちゅぐちゅ鳴って、激しく摩擦されているのが、その興奮に重なった。
「アッ、はうっ……んんんんっ!」
幾度目かの突き上げで絶頂が訪れる。紅はその数秒後に性器を引き抜き、玖路香の腹に放った。
身体を起こし、萎えた後のペニスに奉仕しながら、玖路香は、自分を見ている愛乃の視線に身も心も熱くする。
「うっ」
小さく呻いた紅の精液が口中に吐き出された瞬間、飲み込もうとした玖路香の髪が後ろに引かれた。
「くうちゃん、ダメ。それわたしの」
愛乃の言葉に、どうすればいいか悟る。
目を閉じて口づけると、愛乃の舌が割り込んできて、出された精液と玖路香の唾液を貪欲に吸っていった。
「は、ふ…っ」
女同士の濃厚なキスを、今度は紅が楽しんでいる。
ごくんと喉を鳴らして離れた愛乃は、満足そうに目を閉じていた。
紅が帰った後、「処女でいたい」などと言った愛乃を思い出して首を傾げていた玖路香に、愛乃が答える。
「言っとくけど、婚約とか、嘘なの。コウとはああいう、純情ごっこして遊んでるだけ」
コウも本当は、わたしが汚れてるの知ってる、と愛乃は少し寂しそうにつぶやいた。
汚れていたっていい、嘘つきだっていいと許してしまう玖路香はもう、奴隷というより殉教者なのかもしれなかった。